クラシック音楽の常識・非常識

レコード担当です。
最近、新しく入った方に仕事を教えている時に、
クラシック音楽についてお話しする機会がありました。
その時、「何を交響曲と呼び、何を協奏曲と呼ぶ?」
といった質問を受けました。

それに対する自分の答えは、
・作曲者が「交響曲」と名付けたものを「交響曲」と呼ぶ。協奏曲も同様。
です。

もう少し詳しくいうと。
たとえば、ガーシュウィン作曲の「ラプソディ・イン・ブルー」は、
一般には、ピアノソロとオーケストラのための曲ですが、
これはピアノ協奏曲ではありません。
なぜなら、ガーシュウィンがこれをピアノ協奏曲と名付けなかったからです。
小難しい議論の余地はあるでしょうが、簡潔にいえばそういうことです。

他にも、クラシック音楽では略称が多く使われます。
例えば、よく知られるものとしては、

第九(だいく)=ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱」
コバケン=小林研一郎(指揮者の名)
モツレク=モーツァルト「レクイエム」

などがありますが、他の例としては、

チャイ4(ちゃいよん)=チャイコフスキーの交響曲第4番
クナ=ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮者の名)
ミトプー=ディミトリ・ミトロプーロス(指揮者の名)

などがあります。
こういった略称は、初めて聞くと、なんだか面食らう感じがしますが、
近衛秀麿という指揮者によると、
ヴィルヘルム・フルトヴェングラーという指揮者の指揮姿は、
「振ると面食らう」(「フルトヴェングラー」という言葉の響きをもじって)
ものだったそうです。
このように、クラシック音楽では、「面食らうようなこと」に
出くわすことがあるのです。
しかし、慣れてしまえば違和感を感じません。

ちなみに、フルトヴェングラーの略は「フルヴェン」です。