絵画の役立て方

自分としては美術館に飾られている絵も良さはわからないわけではありませんが、絵の本来の役立て方はもっと多肢にわたっていいと思います。腐った世界にスポットを当てることにより、その世界を浄化できるのではないかと思うのです。

同じ考え方をした絵描きがいます。アメリカの画家ベン・シャーンです。ベン自身まじめに美術系大学を卒業した後フランスに渡り多くの作品を観、それらを描いた人の人生を紐解いた。感想は、
「私はフランス流の作品は描かない」

アメリカに帰国したベンはまず初めに、無実の人に罪を着せ死罪にし、死刑執行人が棺の前で花一輪持って悲しそうな面をしている。それが悪だとして連作の絵を発表、それは粗い目の新聞紙に刷られ全米にバラまかれたとのこと。反響は大きくそれ以降の裁判に大きな影響を残した。その一件だけでなくベンは多くの作品を持ってアメリカの政治に大きな変革を与えた。現在ではベンの作品なしにアメリカの歴史は語れないとまで言われています。
自分はそんな絵描きになりたいと思います。